幼児が大人に感じるもの
幼児期の精神形成プロセスが、大人になってからの人格にも影響してくることは良く知られています。幼児期は非常に大切な時期なので、デリケートに扱わなければなりません。幼児は私たち大人を見るとき、様々なものを感じています。親を見るときは基本的には安心します。親は自分を無限に安心させてくれる存在です。たとえ親に反抗することがあったとしても、幼児にとってみれば親は、言わば神様のようなもの。最後に頼るのは親なのです。
また一方で親以外の大人を見たときに感じるものとは何でしょう。それは、恐怖です。親以外の大人には、恐怖を感じて緊張して萎縮します。安心してもらうためには長時間かかります。したがって自分の子供以外の子供に接するときは、なるべく恐怖を感じさせないよう計らうべきです。特に男児は、本能的に、自分より背の高い存在に恐怖を覚えます。その恐怖が男児の精神に影響を与えないとも限りません。幼児、特に男児と接するときにには目線の高さを合わせるのが基本です。よく大井町の幼児教育の先生がしゃがんで話しているのはこのためです。
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