歯列矯正の治療の流れ

歯列矯正の治療の流れは、大まかには一般的な歯科治療と変わりません。
まず初診時に、口腔内を診断します。この時、虫歯や歯周病といった異常が見つかれば、まずはその治療を優先させます。そうした病変がある状態では、矯正治療は進めることができないのです。

診断のポイントは、噛み合わせや歯並びなどです。問診も含めて、患者の歯列について把握したうえで、治療方針を決めていきます。
具体的には、矯正治療の開始時期や治療費用の概算などを出していきます。その後、X線撮影などによる精密検査に入ります。

ここでは、歯並びや歯型、顎の骨格などを細かく写真を通して見ていきます。それらを材料に、正式な地労方針を決定し、患者との合意を得ていきます。
そこで初めて、歯列矯正の治療をスタートさせることができるのです。渋谷の歯科で聞いたのですが、治療期間の目安は、大体2、3年程度です。

この期間は、患者の歯列の状態によっても大きく異なってきます。
無事、矯正の方が完了したら、最後に保定という処置が待っています。

これは矯正治療によって動かした歯や顎を、その状態で保つために、専用の器具を装着するというものです。
この保定の期間はおよそ1年から3年程度となっています。この保定が終了して、歯が元に戻らないことを確認したら、本当の意味での治療終了と言えます。

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