犬の去勢をしたい!去勢するべき時期はいつ?
犬の去勢手術とは?
犬の去勢は、オスの精巣と睾丸を摘出することを意味します。動物病院では基本的に施せる手術となっていて、1万5000円~2万円が手術費用の相場です。
去勢手術をすることによって、望まない繁殖を防いだり、性ホルモンに関連する病気を予防できる、発情のストレスを溜めこまなくて済むといったメリットがあります。特に、望まない繁殖を防ぐことは重要だと考える飼い主が多くなっています。望まない繁殖によって、捨てられてしまう犬も少なくありません。それは動物保護の観点から見ても大きな問題であるため、去勢の重要性が叫ばれているのです。
しかし、去勢することのデメリットもあります。デメリットとして挙げられるものは、ホルモンバランスが崩れることで肥満になりやすかったり、場合によっては麻酔から目を覚まさずに亡くなってしまう可能性もなきにしもあらずといった点です。このようなデメリットもあるため、去勢手術をするかどうかは飼い方などを考慮し、動物病院でしっかりと相談するようにしましょう。
去勢手術に適していない時期はあるのか
犬の去勢手術に適していない時期は特にありません。どの年齢の犬でも、去勢手術を受けられるからです。ただし、高齢の犬の場合は体力的に厳しい可能性があるので注意をしなければいけません。去勢手術には、先程もご紹介したようなデメリットがあるため、それを知った上で手術を受けるか決めた方が良いでしょう。
また、発情期を既に何度も迎えている犬は去勢手術をしても発情期がなくならないというケースがあり、去勢手術をしてもマウンティングや放浪、マーキングなどの問題行動が減らないという可能性もあるのです。去勢手術に適していない時期は特にないものの、タイミングによってはデメリットの方が大きくなってしまったり、去勢手術の意味がなくなってしまったりする可能性があることも視野に入れておきましょう。
去勢手術に適している時期はいつ頃なのか
去勢手術をしようと決めた場合、いつ頃が一番適しているのかを知りたいと思う方も多いでしょう。去勢手術に適している時期は、飼い始めた時期によって変わってきます。子犬のうちから飼い始めたのであれば、生後6ヶ月~1歳までの間に去勢をした方が良いと考えられています。このくらいの時期に生殖能力も成熟していくため、発情期が来る前に去勢をした方が良いのです。もちろん成犬になってから飼い始めた場合でも、去勢手術はできます。成犬を飼い始めたのであれば、できるだけ早い段階で去勢手術を受けるようにしましょう。