店舗デザインを業者にお願いする前に準備すべきこと

お店のコンセプトを立案しましょう

店舗デザインを考える際、デザインばかりが先行してしまうことがよくあります。また、売り手側の嗜好だけでデザインしてしまう場合もよくあります。
しかしこれでは趣味の域を超えていないものであり、お客様が気に入ってくれるだろうものにはなっていません。
まず、どのような価値観を持った客層にどのような商品やサービス、そして価値を提供するのか?また、このお店に来店していただくことでどのように時間を過ごしてもらうのかといったコンセプトをしっかりと立案しましょう。
こうしたお店づくりの核となるコンセプトが明確にないと、どんどん店舗デザインや経営そのものがブレていってしまいます。

理想像を持つようにしましょう

お店のコンセプトが明確になった上で次に行うことは、店舗デザインの理想像を持つことです。コンセプトを具体的に表現するにはどのようにしたらよいか、理想に近い店舗デザインのイメージを街の中を出歩いたり、ネット上から写真を探したりして明確にさせていきましょう。
店舗デザインを業者にお願いする際、契約した物件の図面とあわせてこのような理想に近いイメージ写真があると、デザイナーも考えやすくなります。逆に理想像やイメージ写真がなく打ち合わせを行なっても、時間や設計料金も高くなってしまうので、事前準備はしっかりと時間を割いて行なうようにしましょう。

店舗デザインの予算は多めに準備しておきましょう

店舗デザイン費はその業種にもよりますが、依頼主側はなるべく低めに抑えたいと考えがちです。しかし、最初から低めの費用を業者に提示して打ち合わせを進めても、デザイナーが考えづらくなり、アイデア数も限られたものだけの提案になってしまいます。
そこで最初は、下限額の提示は行なわず、「ここまでなら準備できる」といった上限を設定するようにしましょう。
上限提示の方がデザイナーも考えやすくなり、複数のアイデア提案も可能となります。複数のアイデアがあれば店舗デザインも比較しながら検討することができるため、コンセプトとデザイン、お客様が求めているものとのミスマッチを避けることができます。
ちなみに店舗デザインの設計費用に関してですが、業者との契約時に半額を支払い、工事が終了した時に残額を支払うのが一般的な流れとなるので、このようなことも事前に考慮し、予算を組むとよいでしょう。

葛飾区の店舗デザイン業者

カテゴリー: 住宅の雑学