多様化する内科
内科とは何を診察できるところでしょうか
医療機関では、様々な標榜科目があります。
内科、外科、心療内科、耳鼻科などなど、もちろん患者ごとにその症状に合わせて受診しにいかなければなりません。
しかし、意外と自分の症状がどの診療科目に合うものなのか分かりにくいものです。
確かに、耳が聞こえにくくなったや、骨折した、関節が痛いなどであれば、それぞれ耳鼻科、外科、整形外科という風にわかりやすいものですが、内科とはどのような診察がメインになるでしょうか。
内科とは主に人体内の内臓をメインに診察するところです。
その範囲は非常に広く、肺、心臓、消化器など、全般的に診療する科目でもあります。
まず、体調不良になった場合に、こうした内科に受診しに行く人も実は多いのではないでしょうか。
内科でも専門分野が細分化されます
総合的な診療をする内科ではありますが、その内科をさらに細分化することもできます。
例えば同じ内科でも、アレルギー内科という科目を標榜している医療機関もあります。
これはその名の通り、鼻炎や、目のアレルギー、さらに食物に関してのアレルギーも研究しているアレルギーに特化した内科です。
アレルギーでの症状といえば鼻水とか咳があります。
これらは耳鼻科ではと考えられがちですが、ひとくくりにすれば、同じアレルギーですのでその対処法や、処置、治療はこうした専門のアレルギー内科での診療をおすすめできます。
他にも消化器内科や、呼吸器内科もあります。
前者では、胃腸や大腸などの消化器全般を診療することのできる専門医が多く標榜しております。
後者では肺、鼻、口腔を主に呼吸をつかさどる分野の臓器を診療できる専門医が標榜していることがほとんどです。
こうした内科とは言え、さらに専門分野に特化していることで、より病気の早期発見や、早期治療へと解決していくために、自らの症状に適した医療機関を受診することが大切です。
内科の重要性
自らの症状が何が原因かわからないこともままあります。
あるいは、呼吸が苦しいのに呼吸器内科に通っても改善しない場合などももちろんあるでしょう。
そうした場合は違う医療機関を受診してみましょう。
内科とは総合的な分野です。
医者も当然それを知った上で標榜しています。
それはわずかな情報から適格な診察を行い、必要に応じて適切な医療機関へと紹介するということができるために、医師は日々診察をしているのです。
自分の症状が本当にこの診療科目に適しているのか判断がつかないという人は、まずは総合的な内科から受診してみるのも一つでしょう。