テコンドーの代表的な蹴り技とは?

前蹴りとは?

テコンドーの前蹴りは「アプチャ・プシギ」と呼ばれていて、競技では一番多用される技として知られています。この前蹴りは、テコンドーでは最も基本的な蹴り技で、型を習得した初心者が蹴りを習う際に、はじめに覚える技です。
前蹴りは、目の前にいる相手を攻撃する際に使用しますが、空手に似たステップワークで蹴りを出していきます。ただし、テコンドーの蹴りは足の甲を相手に蹴り込んで当てることでポイントになるため、足の裏を使って相手を跳ね飛ばすような蹴りとは打ち方も相手へのダメージも異なってきます。

前回し蹴りとは?

テコンドーの前回し蹴りは「アプトリョチャギ」と呼べれていて、前蹴り同様、この前回し蹴りもテコンドーでは基本技となるため、初心者にしろ上級者にしろ大切な技だと言えます。前蹴りの場合は、足の甲を前方へ蹴り込んでいくのに対し、前回し蹴りは遠心力の力を借りながら、横側から円を描くようにして蹴り出していきます。
前回し蹴りを行なう際、通常、初心者は特に軸足のつま先を外側に向けた状態で蹴り込んでいきますが、レベルが上がれば上がるほどそのようなつま先では相手に技を読まれてしまうため、中級レベルより上の選手たちは、蹴り込むギリギリのタイミングで軸足をくるりと回しています。

かかと落としとは?

テコンドーのかかと落としは「ネリチャギ」と呼ばれていて、高く蹴り上げたかかとをそのまま相手の頭や胸に落とす技で、見ているだけでも迫力があり、派手さもあります。このかかと落としは相手との距離がない場合は打ち込んでいくのが困難ですが、相手との距離がある場合、軸足で少し間合いを詰めるようにして動き、攻撃をしかけていきます。そして、見事にクリーンヒットした際は、相手へのダメージも大きなものになります。
ただし、テコンドーにおけるかかと落としはかかとというよりどちらかと言うと足裏を落としていきますが、文字通りかかとを使って相手に攻撃するのは空手の方だと言えます。

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後ろ回し蹴り

テコンドーの後ろ回し蹴りは「ティチャギ」と呼ばれていて、前回し蹴りと同様に遠心力の力を借りて、蹴り出していきます。この蹴り技も、相手との間合いが近い際は使用が困難となりますが、相手との間合いがあいているときは、その間合いを詰めるために攻撃します。後ろ回し蹴りは蹴りの動作がとても速くなるため、相手が放った蹴りのタイミングにカウンター攻撃として使われることがよくあります。

カテゴリー: 住宅の雑学